震災被災地を流鏑馬で激励 日光東照宮が大船渡公演

 東日本大震災の被災地復興を願い、日光東照宮は5日、岩手県大船渡市の盛川河川敷公園で流鏑馬(やぶさめ)特別公演を開いた。本県から赴いた騎馬武者たちの勇壮な姿が、来場した約2300人(主催者発表)の住民を励ました。

 同市の夏祭りの一環。被災した会場の復旧などを待ったため3年越しの公演となった。祭りの実行委員長で大船渡商工会議所の斉藤俊明(さいとうとしあき)会頭は「大船渡での流鏑馬は初めて」と喜んだ。

 公演では、地元2高校の弓道部員ら約30人が装束姿で流鏑馬の的持ちなどを務めた。地元の加茂神社宮司により、東照宮以外で行うのは初めてという神事「弓矢渡し式」も行った。

 東照宮の稲葉久雄(いなばひさお)宮司が解説する中、前日に現地入りして準備万端の騎馬武者6騎が人馬一体の妙技を披露。観衆の間近を駆け抜けて的を射落とすと、大きな歓声と拍手が湧き起こった。