那須拓陽高、部活顧問ら心肺蘇生法学ぶ 雪崩事故教訓、校外持参用のAEDも

 【那須塩原】3月下旬に生徒、教諭8人が亡くなった那須雪崩事故を契機に、学校部活動における「命の危機」に備えようと、那須拓陽高の運動部顧問らが2日、西那須野消防署で自動体外式除細動器(AED)などを使った心肺蘇生法を学んだ。同校の健康指導部長で陸上部顧問の鈴木賢一(すずきけんいち)教諭は「事故から、命の危機はどの部活動でもあり得るという教訓を学びたい」と話す。全教職員、全生徒の修了証取得を目指すほか、陸上部では校外に持参するためにAEDを所有するなど対策を進めている。

 那須拓陽高では2014年度から普通救命講習の受講を促進する一方、参加者は運動部マネジャーや保健委員が中心で全校での受講には至っていないという。

 鈴木教諭は「雪崩事故を『山』という特殊な環境で起きたこと、と捉えてはいけない」とした上で、「安全への取り組みは生徒の命を守るだけでなく(管理責任が生じる)職員を守ることにもつながるはず」と強調する。

 駅伝全国大会出場の常連でもある陸上部は7月から、部独自にAEDを所有している。7月20日から3泊4日の日程で福島県内のダム周辺で合宿を行い、初めてAEDを持参した。