電動でビニールハウスを開閉する装置。電気代の増加が懸念される=5日午後、鹿沼市上石川

 10月に入り、電気やガスの料金が値上がりしたほか、ガソリン価格の高止まりも続き、じわりと影響が暮らしにも及んでいる。原油価格の高騰などを背景とした値上がりに、消費者は「仕方がない」と漏らす一方、より節約を意識したり車での遠出を控えたりする人も出ている。冬に向け本格的な栽培が進むイチゴなどの施設園芸農家は、電気代などのコスト増を懸念している。

 大手電力全10社や主要都市ガス4社は10月の電気、ガス料金を引き上げた。電気料金(同10社)の値上げは3カ月連続。液化天然ガス(LNG)など火力発電に使う燃料の価格が上昇したためで、11月も値上げする。東京電力エナジーパートナーによると、標準的な家庭の電気料金は10月は前月比83円増、11月は同65円増になるという。

 ガソリン代の高止まりも続く。経済産業省資源エネルギー庁によると、県内の1リットル当たりのレギュラーガソリン価格は5月下旬以降、150円前後で推移。栃木市薗部町1丁目、主婦(69)は「給油の度に値段が上がっている」と実感し、車での遠出を控えるようになった。電気代なども含め「上がるものは、どうしようもない。まめに電気を消すなど意識するしかない」と漏らした。