【大田原・那須塩原】大田原市、那須塩原市西那須野・塩原地区を中心とする運転代行17社が7月中旬、任意団体「県北代行協会」を設立し、9月から最低料金を「初乗り3キロ1千円から、以降1キロごとに300円から」とすることなどを決めた。おおむね「底値」で横並びとなっている料金を引き上げて過当競争を抑え、運転手の待遇改善につなげ人員確保を図るのが狙いだ。関係者は「賃金が著しく低い現状では運転手が集まらず、やっていけない」と訴える。

 田中祐三(たなかゆうぞう)発起人代表(63)=那須塩原市一区町=によると、地区内の運転代行の多くは初乗り3キロ800円~5キロ1千円、以降1キロごとに200円。二十数年前は1キロごとに500円だったが、新規参入業者の料金に合わせ現在の水準になったという。

 業界を取り巻く環境は厳しい。団塊の世代などが退職し飲食店などで飲酒する「外飲み」層が縮小するなど環境が変化。業者の多くが歩合制を採っており、料金の高低は運転手の賃金に直結する。