【記者リポート】分譲20年、残り4分の1 21年完売へあの手この手 宇都宮・篠井ニュータウン

 宇都宮市土地開発公社が販売している同市下小池町の分譲地「篠井ニュータウン」が今年で販売開始から20年となる。全310区画中、販売済みは7月1日現在で232・5区画と4分の1が売れ残り、販売が長期化する中で一層の販売促進が課題となっている。同公社は2021年度までの完売を目指し、16年度から特別割引や広い区画を生かした平屋住宅展示場の開設などを展開している。あの手この手の作戦は、早期完売につながるか−。

 同分譲地は、市の住宅政策の一環として良質な住宅地の供給や市北西部の活性化を目的に、市の依頼を受けた同公社が造成。1997年秋に分譲を開始した。分譲総面積は7・2ヘクタール、総事業費は31億4千万円。現在は約200~600平方メートルの区画が200万円台後半から800万円台で販売されている。

 売り出しから数年間は40区画売れる年もあり好調だったが、景気低迷の影響もあり販売5年目から1桁台に低迷。

 16年度は新たに、購入者の予算や広さの希望に応じた土地面積を販売する「オーダーカット販売」などを展開。2000年以降では最多の14・5区画の販売につながった。

 本年度の販売目標は15区画。6月下旬には栃木ブレックスのBリーグ優勝にちなんだ85万円の特別割引を実施。4月からの値下げとの相乗効果もあり、申し込みは9件に上った。

 一方、「市中心部から遠く、アクセスも悪い」という地理的条件が不振の要因と指摘する声も少なくない。今後、交通環境がどう整備され、アクセスが向上するか。そうした見通しを早期に提示することも、販売促進には欠かせない。