視覚障害者のための料理教室好評 「実践的な内容」 栃木のD−アイの会

 【栃木】視覚障害者とボランティアでつくる市民団体「D−アイ(であい)の会」(石川孝一(いしかわこういち)会長)が、視覚障害者のための料理教室を開催し、好評を博している。調理を通して視覚障害者とボランティアが交流するだけではなく、全盲の人でも家庭で作れる実践的な内容なのが特徴。22日には薗部町2丁目の市栃木第六地区コミュニティセンター調理室で、20人が猛暑を乗り切るスタミナ料理に挑戦した。

 同料理教室は、片柳町4丁目の管理栄養士杉山敦子(すぎやまあつこ)さん(76)を講師に7年前から開いている。もともと家庭で料理していた中途失明の主婦らの「家庭で役立つことを実習したい」という声に応えた。

 「最初は目の見えない人たちが、どの程度料理をできるのか分からず手探りだった」と杉山さん。手に入りやすい材料を使い、簡単に安全にできるようレシピを工夫するほか、視覚障害者がなかなか知ることができないという食材や調理器具の新製品などの情報も紹介し、喜ばれている。

 この日のレシピは、揚げずに作るヒレカツや、焼き鳥缶と冷凍コーンを使った炊き込みご飯など4品。視覚障害者は手で食材を確認しながら手際よく切るなど、ボランティアと実習に取り組んだ。