「久保コレクション」小中学校の全教室に展示 芸術愛する心育成 真岡市教委

 【真岡】子どもたちの芸術を愛する心を育もうと、市教委は年内をめどに、市内全27小中学校の全302クラスの教室内に、市が所蔵する「久保コレクション」の絵画や版画などを1点ずつ展示する。今後、補正予算を組んで準備を進め、これまで市民の目に触れる機会の少なかった芸術作品の有効活用を図る方針だ。

 荒町在住だった美術評論家久保貞次郎(くぼさだじろう)(1909~96年)は児童美術教育の改革や近代の前衛芸術家の支援者などとして活躍した。

 久保が収集した美術品約1500点について、遺族が2013年、市に寄贈。北川民二(きたがわたみじ)、竹田鎭三郎(たけだしんざぶろう)、池田満寿夫(いけだますお)らの絵画や版画などが含まれている。

 現在、久保コレクションを定期的に展示するのは、旧久保邸を中心に整備されている久保記念観光文化交流館の美術品展示館のほか、6月にオープンした田町の市まちかど美術館に限られる。企画展1回当たりの点数は、計40~50点程度にとどまっている。