宗次郎さん(中央)とオカリナで共演する子どもたち

「土祭」の一環として披露された長堤八幡宮の太々神楽

宗次郎さん(中央)とオカリナで共演する子どもたち 「土祭」の一環として披露された長堤八幡宮の太々神楽

 【益子】土に感謝し、里山の風土を見つめ直す3年に1度の「土祭(ひじさい)」が閉幕した。最終日の7日には町内児童とオカリナ演奏の第一人者宗次郎(そうじろう)さんが共演し、長堤八幡宮(はちまんぐう)では土地に根差した太々神楽が披露された。実行委員長の大塚朋之(おおつかともゆき)町長は3週間にわたった祭りを終え「次につながる祭りになった」と次回を見据えた。

 宗次郎さんは町内で一時暮らし、町の魅力を発信する「益子大使」を務める。児童との共演は9月30日に予定されていたが、台風で延期になった。

 5、6年生を中心とした児童ら13人はオカリナの練習を重ね、この日夕から「夕焼けバー」が開かれた益子地区の土祭広場で「ふるさと」など3曲を共演。七井小6年佐藤友果(さとうゆうみ)さん(11)は「楽しかった。オカリナの音を聞き、穏やかな古里を考えた」と語った。

 その後の宗次郎さんの幻想的なソロ演奏によって、全プロジェクトが終了。4回目の今土祭では初めて、田野、益子、七井の3地区で地域主導のプロジェクトが行われた。

 一方、田野地区の長堤八幡宮では10月第1日曜日の例大祭に合わせた太々神楽奉納が土祭の一環として行われた。奉納は、豊作などを感謝する意味合いもあり、風土に根付いたものという。

 氏子による神楽保存会が神楽殿で11演目を上演。地元の小泉、教員鈴木恵一(すずきけいいち)さん(38)は「土祭の一環ということで初めて見に来た。日本書紀を身近に感じるものが近くにあると気付かされ感動した」と語った。