那須にCCRC拠点 東京の医療法人が9月開業 芦野温泉隣接地に40室

 東京を中心に介護老人保健施設などを展開する医療法人社団珠泉(しゅせん)会(東京都昭島市、市村義久(いちむらよしひさ)理事長)は21日、医療介護サービスのもとで高齢者が共同生活するCCRCの拠点として、那須町芦野に「アクーユ芦野倶楽部」を9月1日開業する、と発表した。湯治場として知られる温泉宿泊施設「芦野温泉」に隣接しているのが特徴。首都圏などから移住してきた高齢者向け居室40室、クリニック、訪問系サービスを併設する。

 建設場所となる那須町は、地方創生総合戦略で「那須町版CCRC構想の推進」を掲げ、首都圏などからの高齢者らの移住促進に取り組んでいる。同町の担当者は「町の構想に合致した事業で歓迎したい。地元の情報を提供し、入居者には就業やボランティアなどさまざまな活動に参加してもらえれば」と期待している。

 施設は敷地面積4761平方メートル、延べ床面積2980平方メートル。木造一部RC造り地下1階地上2階建て。内科や整形外科のあるクリニック、レストラン、サロン、コンシェルジュサービスなどを備える。総事業費は約12億円。サービス付き高齢者向け賃貸住宅として県に登録した。

 同会によると、同温泉から建設を打診された。年間20万人以上の集客力があることから、同温泉の敷地を取得し整備した。満室になった場合、古民家の移設、増室なども検討する。温泉と連携したCCRCは全国でも初めてという。