出流原PAにスマートIC 佐野の北関東道、22年完成

 国土交通省は21日、佐野市出流原町の「北関東自動車道出流原パーキングエリア(PA)」にスマートインターチェンジ(IC)を新たに整備すると発表した。同自動車道など二つの高速道路が通る同市では、4カ所目となるICで2022年中の完成を目指す。佐野市が新たに整備している物流拠点の企業誘致促進や観光振興にも期待が集まる。併せて、同自動車道壬生IC−宇都宮上三川IC間の下野スマートIC(仮称)整備の必要性を判断する準備段階調査の実施も決定した。

 佐野市は現在、市総合計画に掲げる将来像の「交流拠点都市」の実現のため、さまざまな事業に取り組んでいる。その中でも出流原PA周辺は核となる位置付けで、出流原町に隣接する戸奈良町には総合物流開発整備事業の内陸型物流拠点「佐野インランドポート」などの建設も進む。

 スマートICの整備により、周辺の工業団地などからも一般道の渋滞を回避して同自動車道へアクセスできるようになる。物流、産業拠点へのさらなる企業誘致や雇用創出などが期待される。

 また、市北西部にある根古屋森林公園など中山間地への利便性も向上する。出流原PA近くにあり日本名水百選にも選定された出流原弁天池と、近隣のあしかがフラワーパーク(足利)などの観光施設を結ぶ新たな周遊ルートも構築できるようになる。