強毒とされる南米原産の「ヒアリ」が隣の茨城県常陸太田市で見つかり、本県でも緊張が高まりつつある。関係者には「港湾での水際対策には限界がある。より内陸で見つかってもおかしくない」との見方もあり、県は「疑わしいケースは速やかに連絡を」と注意を呼び掛けている。

 ヒアリは東京、神奈川、茨城、愛知、大阪、兵庫の6都府県で確認されている。コンテナから見つかる例が多く、今月16日に茨城県常陸太田市で確認されたケースは、台湾から東京湾の青海ふ頭に陸揚げしたコンテナを同市内の工場へ陸送後、コンテナを掃除する際に死骸が見つかった。

 宇都宮市下桑島町で宇都宮国際貨物ターミナルを管理・運営する久和倉庫(宇都宮市)は海外からのコンテナ内は必ず掃き掃除をしているという。コンテナ内に生物がいたことはないが担当者は「従業員にはヒアリの写真を見せ、見つけたら近寄らずに報告するよう周知している」という。同市内の別の物流業者は見つけたら殺虫剤などで殺処分し、税関や環境省に報告するようにしている。