真岡の男万燈みこし復活 大水で大破から4年 22日の夏まつりで川渡御

 【真岡】2013年の「真岡の夏まつり」の川渡御中に、大水で流され大破したみこしが4年ぶりに復活し22日夜、まつりのクライマックスである川渡御に臨む。東郷の大前神社氏子の青年会「真若(しんわか)」の「男万燈(まんどう)みこし」だ。真若若衆の強い愛着、まつりを慕う市内の老練な宮大工や建築板金職人ら多くの祭り人の心意気が結集し、新調がかなった。

 4年前の川渡御の際、折からの大雨で一気に増えた大水が、荒町の五行川の長瀬橋下流でみこしを襲った。数十人が流され、約40年も受け継がれてきたみこしは大破したが、死傷者はなかった。その後、対策が徹底された。

 翌年から小ぶりの女万燈みこしで川渡御をしてきた真若にとって、男万燈の復活は悲願。専門業者に頼むと数百万円に上る費用の捻出はままならなかった。

 こうした中、昨春、人のつながりから、約10年前に工務店を閉めていた台町、宮大工佐藤彦四郎(さとうひこしろう)さん(77)が真若の熱意を感じ、「やってやる」と男万燈みこし造りを引き受け、新調に向けた動きが本格化した。

 材料は荒町3丁目の泉木材、東沼の山長銘木が時間をかけ、割れにくく虫の着かないヒノキを集めてくれた。金物は並木町3丁目の神田建築板金工業が担った。

 6月に建立したみこしは、以前より一回り大きい3尺4寸(約1メートル)四方。ちょうちんは2段に増え約100張りが水面を照らす。