那須町湯本の国有林で大田原高の生徒、教員計8人が死亡した雪崩事故を受け、本県が開催地を返上した第61回関東高校登山大会が11月10~12日に千葉県南房総市で代替開催されることが、19日までに決まった。県教委の雪崩事故検証委員会が9月にまとめる最終報告に関する基調講演など従来なかった研修を組み込み、安全登山の啓発に軸足を置いた内容になる。

 主催する関東高校体育連盟(高体連)によると、会場は南房総市の「大房岬自然公園」周辺。初日には雪崩事故検証委委員による基調講演があり、再発防止に向けた提言を盛り込む最終報告の内容が説明される。2日目は、標高300メートル前後の「房総丘陵」を地元ガイドらと一緒に縦走し、最終日は積雪期の山岳地域の気象や事故防止対策をテーマにしたパネルディスカッションを開く予定という。

 雪崩事故後、本県高体連は9月30日~10月1日に那須町で予定していた関東大会の開催地を返上。関東高体連が他都県開催などの対応を協議していた。