競技力向上へメニュー開発 宇都宮・ビッグツリー、4者と連携

 総合スポーツクラブのビッグツリー(宇都宮市桜5丁目、里村佳行(さとむらよしゆき)社長)は、筋力などデータ解析に基づきトレーナーが個別に指導する医科学的運動解析や、競技力向上のためのトレーニングを民間スポーツクラブで提供可能にする次世代型スポーツクラブ事業に乗り出す。同社を中核として医療機関、大学、企業と連携し、地元プロスポーツチームの協力の下、トレーニングメニューを研究・開発し、提供していく計画だ。

 同社によると、従来のスポーツクラブは幅広い年齢層を対象に健康の維持増進を主な目的としてきた。一方、全国的に医科学的運動解析や競技力向上のためのトレーニング環境は乏しく、東京都北区にある独立行政法人運営のナショナルトレーニングセンターは五輪強化選手らごく一握りのトップアスリートしか利用できないのが現状という。

 計画ではまず、医科学的なデータに基づき、トップアスリートからアマチュア競技者まで対応できるトレーニングメニューの研究・開発・提供に取り組む。将来的には、自転車の街・宇都宮の特色を生かし、サイクルスポーツによる健康づくりの方法やトレーニング機器の開発を進めていく。

 コア企業となるビッグツリーの事業統括の下、作新学院大がスポーツ医科学の知見の提供や競技能力向上に関するデータ分析方法を教授し、宇都宮ブリッツェン運営のサイクルスポーツマネージメントがアスリート向けサービス開発への知見を提供する。

 またツカサ精密(同市芦沼町)が自転車シミュレーターの設計や試作といったトレーニング機器開発を担い、佐藤病院(同市西3丁目)は故障者のバックアップや理学療法士らによるメディカルチェックを行う。