共学化案、地元で異論 栃木県立高再編説明会が終了

 県教委がまとめた第2期県立高校再編計画案の地区別説明会が18日までに終了した。伝統ある男女別学校の統合・共学化、人気女子校の共学化が盛り込まれた当該地区では計画案に反対する意見が集中し、説明会の周知不足を指摘する声も相次いだ。県教委は現段階で新たに説明会を開く予定はないが、同窓会など団体から要請があれば検討するという。

 「宇都宮東高を男子校に戻してはどうか」。12日夜に開かれた宇都宮地区の説明会。同地区の男女別定員格差の解消を理由とする宇都宮中央女子の共学化方針に対し、男性出席者がこう逆提案すると、会場からは賛意を示す拍手が湧き起こった。

 再編計画案は2018~22年度の5カ年で、宇都宮中央女子の共学化、足利と足利女子の統合・共学化、日光明峰と馬頭の特例校化などを盛り込んでいる。説明会は9~14日、旧学区ごとの7地区で開かれ、計428人が参加した。

 安足地区には最も多い140人が参加し、足利女子の同窓会や同校に子どもを通わせている親から反対の声が相次いだ。同校同窓会「八千草会」の安藤喜美代(あんどうきみよ)会長は「共学化の良い点はどこにあるのか。(今後の少子化など)データの話だけされても納得しない」と指摘。同校PTA関係者は「足女には佐野市の生徒も多く通っている。同市には別学がなく、足女が受け皿になっている」と訴えた。

 一方、特例校を抱える上都賀と塩谷・南那須の2地区では「特色ある高校をぜひ残して」と存続を訴える声が上がった。魅力ある学校づくりに向け、施設整備や通学補助などの支援を求める意見も寄せられた。