【栃木】市は12日までに、市内の駅周辺や大通りなどに路上喫煙の禁止区域を設ける条例案をまとめた。市民の安全確保や生活環境の美化を図ることが目的で、来年4月からの運用を目指している。罰則は設けず、当該区域では喫煙マナー向上の啓発活動も実施する。市は14日までパブリックコメントも実施していて、条例案は12月定例市議会に提出する方針だ。

 路上喫煙防止に特化した条例が制定されれば、日光市、宇都宮市、小山市に次いで県内4市目となる。栃木市の幹部が市民と意見交換をする「まちづくり懇談会ふれあいトーク」で、吸い殻のポイ捨てなどを指摘する市民の意見が増えてきたことを受け、条例制定を決めた。

 条例案では市中心部の大通りや各駅舎など、歩きたばこや吸い殻のポイ捨てといった喫煙マナーの向上を図る必要がある区域を「路上喫煙マナーアップ推進区域」に指定した。

 その中でも人々の通行が特に多い栃木駅、古い木造建築が立ち並び、火災予防が必要とされる嘉右衛門(かうえもん)町伝統的建造物群保存地区を「路上喫煙禁止区域」とする。

 一方で市は条例案に罰則規定を設けていない。