【那須雪崩事故】高瀬さんに「完走証」 那須高原ロングライド実行委

 自転車イベント「那須高原ロングライド2017」実行委員会会長の高根沢武一(たかねざわたけいち)さん(58)は12日、那須町の雪崩事故で犠牲になった矢板市荒井、高瀬淳生(たかせあつき)さん=当時(16)=宅を訪れ、参加選手が預かって一緒に完走した淳生さんの遺品を母晶子(あきこ)さん(50)に返し、淳生さんの名前が記された完走証を届けた。

 9日のロングライドで、那須ブラーゼンの新城銀二(あらしろぎんじ)選手は淳生さんの遺品の数珠をポケットに入れ、約100キロを5時間足らずで完走した。高根沢さんが淳生さんの自転車好きを知ってイベント前、晶子さんに遺品を預かっての「参加」を提案していた。

 高根沢さんが高瀬さん宅で預かった数珠を手渡すと、晶子さんは「お帰り」と目を細めた。完走証の名前は「大田原高 高瀬淳生」。「仲間の証」と、新城、吉岡両選手らのサイン入りスタッフTシャツも手渡した。