「花美人名所合 亀戸臥龍梅」(尾形月耕、大判錦絵三枚続)

 【那珂川】明治から大正期にかけて活躍した画家尾形月耕(おがたげっこう)(1859~1920年)を紹介する企画展「尾形月耕展-花と美人と歴史浪漫-」が、馬頭の町馬頭広重美術館で開かれている。女性と花を繊細に描いた代表作をはじめ同館所蔵の月耕の木版画を展示し、その魅力を伝えている。前期は11月4日まで、後期は同8日~12月16日。

 同館によると、月耕は師を持たずに独学で絵を学び、挿絵や木版画を多く手掛けた。江戸から明治期の風俗画や美人画など幅広い題材を表現豊かに描き、当時の人々を魅了したという。

 同館は月耕の作品を約150点所蔵しており、今回は女性と東京の花の名所を描き代表作とされる「花美人名所合(あわせ)」シリーズや、「鬼ケ島」など故事伝説をテーマにした「月耕随筆」シリーズ、「忠臣蔵」で知られる赤穂義士を描いた「義士四十七図」シリーズなどを展示。弟子の月岡耕漁(つきおかこうぎょ)や同時代の画家の作品も含め、前後期で48点ずつ紹介する。