11日午前5時ごろ、那須塩原市塩原、2階建て共同住宅の2階の共同台所にクマ1頭が侵入し、ごみをあさる被害があった。けが人や物を壊される被害はなかった。那須塩原署や同市は住民らに注意を呼びかけている。

 同署によると、共同住宅の住人女性(61)が2階の自室で就寝中、同階の台所で物音がするのを聞いた。台所へ向かい、ごみ袋をあさっているクマを目撃。クマと目が合ったという。女性は自室に戻り、近くの知人女性(72)に連絡した。

 知人女性が駆け付け1階の窓を開けたところ、クマが出てきたという。クマは女性とすれ違い逃げ去った。その後、女性が「知人宅にクマがいた」と110番した。体長は不明。

 居住者は女性のみで、1階の窓には鍵がかかっていなかった。現場は塩原郵便局から北東に約200メートルで、民家や宿泊施設などがある。4日には約600メートル離れたアパートでクマが玄関ドアを壊す被害があった。

 同市によると、人が居住する建物へのクマの侵入はこの3年ほどで初めて。地元猟友会と連携して対応している。同署は「危険なので戸締まりを忘れないようにしてほしい」とし現場付近をパトロールしている。