女子プロゴルフの国内ツアーも残り8試合。賞金女王争いとともに、熾烈(しれつ)な賞金シードの争いが話題になる▼藤田さいきプロ(宇都宮市)は、翌年の試合の優先出場権があるシードを12年間、守り続けてきた。継続中の日本人選手で最長、県内唯一の保持者でもある。だが現在の賞金ランキングは1872万円で51位。シードの50位以内を目指し、上積みが欲しいところだ▼女子ツアーは人気の高まりに比例するように試合数が増え、賞金総額も今季は史上最高に達した。個々の選手の獲得賞金も増え、50位相当は12年前に1400万円台だったものが、昨季は2200万円台に上がっている▼今季は血圧に関わる疾患も判明した。それがもとでパッティングフォームを改造したが、満足のいく結果を出せていない。しかし先の日本女子オープンでは最終日に、要所で難しいパットを決めるなど踏ん張り、スコアを縮め順位を上げた。賞金ランクも三つ上がった▼試合直後、シード権については「今は考えたくない」と表情は厳しかった。周囲には、目の前の試合に集中したいことを常々伝えているという。ぜひ集中を結果に、そしてシード確保につなげてほしい▼県内に限らず全国的な人気選手。シーズンオフには「13年連続おめでとう」と、祝福の声に包まれる藤田プロの姿が楽しみだ。