ふっくらと焼けたももとささみ、自家製つくねやレバーが、ご飯の上にぜいたくに乗る。甘じょっぱいたれの香りに、思わずかき込みたくなる。

 群馬県産の赤城鶏を使った焼き鳥丼(税別950円)。鶏のうま味を閉じ込めるため、備長炭に風を送りながら、遠赤外線でじっくりと熱を通す。鶏肉の下にはそぼろとのりが敷かれ、これだけでも箸が進む。丼を彩るねぎと小松菜が食感のアクセントにもなり、満足感のある一杯だ。

 店長の福島寛之(ふくしまひろゆき)さん(42)は前橋市の料理専門学校で勉強。同市内や地元である足利市の飲食店で経験を積み、2006年に店を構えた。

 もうひとつの人気メニュー鶏の唐揚げ(500円)は、野菜と果物で自然な甘みを加えた甘酢だれとタルタルソースを絡めて食べる。濃厚かつさっぱりとした味わいに「中毒者続出」だという。

 季節の日本酒を常に30銘柄ほどそろえる居酒屋だが、食事で訪れる家族連れなども多いという。

 福島さんは「また食べたくなる味を届けて、足利とこの店にたくさんの人が来てくれるのが一番」と朗らかに話す。

 ◆メモ 足利市山川町693の3。月曜定休。午前11時半~午後2時半、午後5時~午前0時。(問)0284・42・5317。