「ひなたぼっこしているみたいに、居心地良く過ごしてほしい」と名付けた「食事処呑(の)み処 ひなた」。店主の宮堀達也(みやぼりたつや)さん(38)がほとんど1人で切り盛りしている。

 18歳で宇都宮市内の懐石料理店に就職し、3年間の修業の後、栃木市内の料理店に10年間勤務。2014年に周囲の後押しを受け、同店をオープンした。

 名物はふんわり丸い「海老しんじょう」。四つで800円(税込み)。宮堀さんが修業時代に食べて、「これはおいしい」とインパクトを受けた一品だ。揚げたてに箸を入れると、もっちりと弾力がある。魚とエビのすり身の優しい風味とタマネギの甘さが後を引く。

 もう一つの名物は「揚げたてがんも」。四つで600円(同)。海老しんじょうと同じく、修業時代に揚げたてをそのまま食べるおいしさに衝撃を受けたという。外はサクサク、中はふんわり。枝豆とニンジンが良いアクセントになっている。

 どちらも手間のかかる料理だが、「気軽に手を伸ばしてほしいからリーズナブルな価格に設定している」という。他にも肉料理や海鮮料理など幅広く提供し、中には常連の声から生まれたメニューもある。

 リクエストがあれば、「やってみましょうか」と柔軟に対応する宮堀さん。今日も「遊び心を持って」厨房(ちゅうぼう)に立つ。

 ◆メモ 栃木市薗部町2の17の8。午前11時半~午後2時、午後5~11時。月曜定休(ランチは日曜・祝日も休み)。(問)0282・51・2805。