表面を焼いた大きめの鶏モモ肉を、赤と黄のパプリカ、ピーマン、タマネギ、オリーブなど色とりどりの野菜を炒め煮したトマトソースが覆う。粉パプリカがトマトソースの中から香り立ち、食欲を刺激する。

 鶏肉のトマト煮「鶏肉のチリンドロン」(税込み1940円)は、スペイン中部・アラゴン地方の郷土料理。うまみを出すために豚の後ろ足の生ハムを使用。ソースには野菜のうまみもたっぷり染み込み、生ハムのみじん切りがアクセントになっている。

 店主の野口哲顕(のぐちてつあき)さん(42)が故郷に店を開いたのは2012年12月。北海道旭川市の友人のスペイン料理店で約2年間修業し、「いつかは自分の店を」という夢をかなえた。

 パエリアやタパス、アヒージョといった定番には、マッシュルームの生ハム詰め(860円)など人気メニューがそろう。

 野口さんが一人で店を切り盛りする。テーブル席4席の店内は、日常の喧噪(けんそう)から離れ、のんびりと時間を過ごせる空間だ。テラス席もあり、開放感も味わえる。「あなたの家のようにくつろいで過ごしてほしい」とメッセージを送る。

 ◆メモ 小山市西城南1の11の39。午後6~11時。月、火曜定休。(問)0285・38・8412。