「山あげ祭」烏山高生ら協力 ユネスコ登録で関心、未来の担い手に 那須烏山

 【那須烏山】21~23日に行われる今年の「山あげ祭」で、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された「烏山の山あげ行事」に地元の烏山高の生徒や帝京大の学生らがボランティアで多数参加する。ユネスコ登録を機に、地域の伝統行事への関心が高まったことが背景にある。少子高齢化などで担い手不足が顕在化する当番町がある中、長年の伝統を継続するため、若者らの協力に期待する関係者もいる。

 2日午後、金井2丁目の山あげ会館前で行われた山あげ祭のリハーサル。厳しい暑さの中、高校生や大学生ら約20人は当番町・仲町の若衆の指示を受けながら、野外劇の舞台の設営や背景となる「はりか山」の立ち上げなどに汗を流した。

 6町の輪番制で行われる山あげ行事。成功させるには人手が不可欠だが、少子高齢化が課題になっている。特に仲町は前回の当番町の後、若衆団が活動を一時休止するなど深刻だ。

 烏山高の生徒が個人的に山あげ行事に参加することはこれまでもあったが、同校はユネスコ登録を踏まえ、「地元唯一の高校が地域のためにできることをやろう」などとし、学校としてボランティアを初めて募集したという。1~3年生8人が手を挙げた。