» 動画ページへ

堤体の上流面(右)で表面遮水壁のコンクリート打設が進む南摩ダム=29日午後0時35分、鹿沼市上南摩町、ドローンから

 栃木県鹿沼市で進められている南摩ダム建設の本体工事が大詰めを迎えている。もり立てた堤体の上流面で表面遮水壁のコンクリート打設が行われており、山々に囲まれたダムは日に日に存在感を増している。

 同ダム建設は独立行政法人水資源機構による思川開発事業の中核。表面遮水壁のコンクリート打設は9日に始まり、29日は高さ86・5メートルの天端から下ろしたシャトルコンベヤーが1時間に2メートルのペースで下から上に移動しながら、パイプを通じて供給されたコンクリートで斜面の表面を覆っていた。

 本体工事は2020年12月にスタート。現在の進捗(しんちょく)率は約80%で、遮水壁のコンクリート打設は来年4月、全体工事は2025年3月に完了する見通し。同機構思川開発建設所の長谷見智久(はせみともひさ)副所長(59)は「工事は順調に進んでおり、完成まで無事故で進めたい」と話した。