カスリーン台風から70年、足利で展示会

 【足利】渡良瀬川流域に未曽有の被害をもたらしたカスリーン台風を後世に伝えようと7日、国土交通省渡良瀬川河川事務所主催の企画展「カスリーン台風から70年・防災の今」が岩井町の「わたらせ 川のふれあい館『せせら』」で始まった。

 1947年9月に発生したカスリーン台風は関東地方に記録的な豪雨をもたらし、利根川水系の死者・行方不明者は1100人に上った。中でも渡良瀬川流域の被害が大きく、市内で300人以上が亡くなった。

 展示は、カスリーン台風がどんな災害を引き起こしたのか図表や被害写真で説明。公園として利用される「わたらせビーチ」が「岩井分水路」として水害から足利の街を守る役目があること、70年前との防災体制の比較など、約20枚のパネルで紹介している。被災体験を描いた漫画「洪水の夜」の原画展示もある。