赤茶色のご飯に赤、緑、黄色の色味。一口食べると、さっぱりしたトマトの風味が広がり、和風だしのうまみと絶妙なハーモニーを奏でている。トマト好きにはたまらない釜飯だ。

 「れんが窯めし」は野木町内産農産物などを使って作る「のぎめし」の一つとして、店主の岩田達郎(いわたたつお)さん(60)と妻美智代(みちよ)さん(53)らが試行錯誤して開発した。「栃木デスティネーションキャンペーン(DC)」に合わせて同町内の飲食店で始まった企画だ。

 窯めしの具のトマト、シイタケ、ちぢみほうれん草は町内産で、ヒマワリの種も入る。だしにトマトピューレを少々加えて味を調え、炊きあがる直前に溶いた卵を落として仕上げ。卵をヒマワリに見立て、お釜には野木町煉瓦(れんが)窯を模したカバーを付けて提供する。

 トマト風味にしたのは、町内でトマト生産が盛んなことと、煉瓦窯のような色合いにしたかったため。1200円(税込み)で、町内産のにんじんやタマネギを使ったかき揚げ、茶碗蒸しなどが付く。

 すし店などで修業を積んだ岩田さんが現在の店を構えたのは10年ほど前。「新鮮な素材を安価に」をモットーに、すしや天ぷらなどを提供する。ランチの海鮮丼(税込み1080円)なども人気だ。

 ◆メモ 野木町丸林383の13。午前11時~午後2時、午後5~9時。水曜定休。(問)028056・0727