那須街道の脇道を進むと現れる暖かな光りを放つ北米風のカフェ。扉を開けると、ブレンドコーヒーの芳醇(ほうじゅん)な香りと1930~80年代の米国のジャズが流れ、癒やしの空間が広がる。

 店名は、ジャズの名曲「フットプリンツ」から名付けた。オーナーの大和武(やまとたけし)さん(47)の亡き父明(あきら)さんはジャズ評論家として知られ、「尊敬していた父の『足跡』を残したい」という思いも込められている。

 こだわりのコーヒーは全て自家焙煎(ばいせん)。厳選して仕入れた生豆を焙煎し、雑味を抑えるため豆のひき加減は粗びきにする。手縫いで作った厚手のネルで抽出して出来上がった一杯には、大和さんの情熱が詰まっている。

 お薦めの「フットプリンツブレンド」(税込み520円)は濃厚な香りと深い苦みが特徴。上品な甘さの「クリームチーズプリン」(420円)との相性は抜群だ。

 「優しいお客さんたちに支えられています」と大和さん。癒やしのコーヒーと音楽、穏やかな談笑が聞こえる空間に、再び訪れること間違いなしだ。

 ◆メモ 那須町高久乙800の34。午前11時~午後6時。火曜定休。(問)0287・78・6686。