「高校再編案」該当校の主な理由 栃木県教委

 県教委が5日発表した県立高校の再編計画案について、該当校の主な理由は次の通り。

 ▽全日制

 【足利・足利女子】(統合、男女共学化)安足地区の2022年度の中学校卒業者数は17年度比で約15%の減少が見込まれている。両校には大学進学を目指す生徒が多いが、規模が小さくなることにより活力の低下などが懸念される。統合により適正な規模を保つことで教育の質を確保する。

 【宇都宮中央女子】(男女共学化)宇都宮地区の県立男女別学校の定員は、男子が宇都宮高280人に対し、女子は宇都宮女子高280人、宇都宮中央女子高280人の計560人と2倍の差がある。男女共学化することで、男女別募集定員の比率のバランスを整える。

 【日光明峰、馬頭、益子芳星、茂木、黒羽、那須】(特例校)1学年4学級から8学級の適正規模の維持が困難な学校でも、中山間地域など、県の周縁部に位置し、近隣に他の高校がない学校では、周辺地域の子どもたちが高校教育を受ける機会を確保する。日光明峰、馬頭は18年度に実施し、他の4校は入学者数の状況などに応じて判断する。

 【栃木農業、小山北桜、栃木工業、足利工業、那須清峰、足利清風、小山城南、黒磯南】(学科改編など)中学校卒業者数の減少により、農業、工業、商業の職業系専門学科は生徒数の減少が見込まれている。学級減を伴う学科の再編などを行う一方で、コース制を導入するなどして生徒のニーズに対応する。福祉系列は社会的ニーズが高まっているため、充実や導入を図る。

 ▽定時制

 【足利工業、真岡、学悠館、宇都宮工業、鹿沼商工】(規模、配置の適正化)就職しながら高校に進学する生徒は近年ほとんどおらず、不登校経験者や高校中退者、特別な支援を必要とする生徒など、多様な生徒が在籍している。午後や夕方など、これまでより早い授業時間を設定することでさまざまな生徒のニーズに応え、3年間での卒業も可能にする。商業科より普通科のニーズが高まっていることから、学科転換などを行う。