火入れした登り窯を前にする左から濱田さん、石川さん、菱沼さん、星校長

 【小山】小山高が創立100周年を記念したフリーカップの製作を益子町の陶芸家濱田友緒(はまだともお)さん(51)に依頼し、2日、生徒や学校関係者らが現地で登り窯に火入れを行った。記念品は生徒らに配布されるもので、本県が誇る伝統工芸品の良さを生徒たちに理解してもらおうと益子焼製作を決めた。星尚志(ほしひさし)校長(57)は「普段使いの中で学校や100年の歴史、将来に思いを巡らせてもらうとともに、作品として一つ一つ作る益子焼の良さを味わってほしい」と話している。

 同校は1918年(大正7)年、小山町立農商補習学校として開校。51年に県立小山高等学校となった。

 今年100周年を迎えるに当たり、同窓会やPTA、教職員らで実行委員会を組織。記念式典の内容をはじめ、生徒や式典出席者らに配布する記念品などについて検討してきた。そこでフリーカップと花瓶を益子焼で作ることを決めた。

 濱田さんは今年1月から製作を始め、カップ910個と花瓶120個を作り上げた。濱田さんは「登り窯で焼く益子焼の伝統的な仕組みで出来上がる焼成方法や、仕事ぶりを感じてもらえれば」と登り窯で焼くことを決めた。