岸田文雄首相は21日の衆院予算委員会で、2025年大阪・関西万博の開催に関し「外国人観光客に日本各地を訪れてもらい、地方創生に寄与する」と意義を強調した。神田憲次元財務副大臣ら政務三役の辞任が相次いだことには「任命の責任者として重く受け止めている。政府一丸となり、信頼回復に努める」と語った。

 予算委は23年度補正予算案に関する基本的質疑を開始し、首相と全閣僚が出席した。

 経済対策に関し、自民党の若宮健嗣氏は「報道各社の世論調査によると、なかなか国民に理解されているとは言い難い」と指摘。首相は「賃上げを来年、再来年と続けていかなければいけない」と理解を求めた。

 首相は訪米中に実施した中国の習近平国家主席との会談に触れ「対話を積み重ねていく方向性を確認したのは大きな成果だった」と振り返った。

 生成人工知能(AI)の進展を巡り、高市早苗科学技術担当相は英国がリスク調査のため設立する「AI安全研究所」との協力など、国際的連携を進める考えを示した。