那須町湯本の国有林で大田原高の生徒と教員の計8人が死亡した雪崩事故を巡り、雪崩の原因解明などに取り組む研究グループは14日午後6時から、同町寺子乙のゆめプラザ那須で、調査内容の現地報告会を開く。一般向けの報告会は初めて。これまでに判明した雪崩発生当時の状況、事故前の気象などを科学的に解説する。

 グループは防災科学技術研究所(防災科研)など国内の11機関・大学の31人で構成。文部科学省の助成を得て本年度末まで1年間、今回の雪崩のメカニズムを解析し、再発防止に向け天候や地形を基に雪崩を予測するシステムの開発などを進めたりする方針という。

 報告会では専門家4人が調査の成果を説明。研究代表者の上石勲(かみいしいさお)防災科研雪氷防災研究センター長が「那須雪崩災害の発生状況」を報告し、防災マネジメントが専門の近藤伸也(こんどうしんや)宇都宮大地域デザイン科学部准教授が「雪崩教育プログラムの開発に向けて」と題して講話を行う。