全国乗馬振興団体が初の講習会 宇都宮のJRA馬事公苑事業所 介助方法や効果など基礎知識学ぶ

 安全な障害者乗馬を支える人材を育てようと、乗馬の普及や振興を目指す公益社団法人「全国乗馬倶楽部(くらぶ)振興協会」(東京都)は1日、砥上(とかみ)町にある日本中央競馬会(JRA)の馬事公苑宇都宮事業所で初の講習会を開いた。県内外から乗馬団体や医療、福祉関係者など約30人が参加し、障害者が乗馬する際の安全な介助方法や特殊用具などの基礎知識、乗馬による心身への効果などを学んだ。

 講習会は平出町のNPO法人「障害者のための馬事普及協会(ピルエット)」との共催。馬との触れ合いや乗馬を通して、心身の機能回復を図ったり、癒やしを求めたりする「ホースセラピー」などの活動が全国的に広がりつつある。一方、しっかりした乗馬の知識を持ち、安全に馬を取り扱える人材が不足していることから講習会を企画した。

 講習会は2日まで実施。初日は、午前中に障害者乗馬の歴史や特殊な手綱など専門的な道具の使い方、馬のひき手や左右に付く介助者の役割、緊急時の対処方法のほか、脳性まひを持つ子どもの機能改善の実例などを座学で学んだ。午後は会場を屋根のある馬場に移して、実際の介助方法などを実技で学んだ。2日の講習会は既に定員に達しており、当日の参加や見学はできない。