台風で倒れたリンゴの木=1日午前10時5分、那須町高久甲

 台風24号が猛威を振るった1日、県内各地の農業現場でも被害が見られた。収穫間近のリンゴの実が落ちたり、イチゴ農家などでビニールハウスが破損したりする被害が相次ぎ、県は市町、各JAなどと状況の確認を急いでいる。

 「これからが収穫の時季で、出ばなをくじかれた」

 那須町高久甲で那須果実の森大野りんご園を営む大野和彦(おおのかずひこ)代表(64)は悔しそうに話す。約1200本のうち35本余が根元から倒れ、人気の品種が色づく前に落ちてしまった。「被害額は約330万円。これほどの被害は開園以来初めて。自然災害だと割り切らないと到底諦めがつかない」