国道293号をふさいだ倒木=1日午前2時35分、宇都宮市中里町

 大型で強い台風24号は30日深夜から1日未明にかけて本県を直撃した。県内では男性1人が軽傷を負ったほか、住宅の屋根が飛ばされるなどの被害が約40件発生。日光市の日光杉並木が倒れるなど倒木による道路の通行止めも相次いだ。始発から鉄道も乱れ、通勤通学に影響が出た。

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 宇都宮地方気象台によると、最大瞬間風速は、同日未明に五十里で33・8メートルを観測、鹿沼、小山、今市も含め4地点で観測史上最大を記録した。1時間の降水量も土呂部48・5ミリ、足尾46・5ミリなど5地点で10月の観測史上最大となった。

 県危機管理課などによると、1日未明に小山市の県道で、バイクで新聞配達中の男性(19)が倒木を避けようとして転倒し軽傷を負った。栃木市では資材置き場のトタン屋根が強風で飛ばされ、隣接住宅に衝突。小山市では住宅のブロック塀が倒れた。宇都宮市など各地の建物などの被害は計約40件に上った。

 倒木も相次いだ。日光市の国道119号などで道路沿いの日光杉並木が倒れ、道路をふさぐなどした。杉並木は計20本以上が倒れたという。日塩有料道路(もみじライン)も複数の倒木で通行止めに。県内の国県市町道の30カ所以上で通行止めなどの影響が出た。

 また、さくら市馬場の今宮神社では、同市天然記念物の「大イチョウ」の幹の先端部分が折れた。

 栃木や大田原市内では1日未明、最大で計約8700軒が停電。JRは宇都宮線などが同日の始発から運転を見合わせ5万人超に影響した。東武日光線なども運転を見合わせた。

 学校関係では県立高など計6校が臨時休業。約250の小中高校が始業時間を遅らせた。