樹齢130年の桜と別れ 矢板・乙畑小 倒木の危険で伐採、新たな苗植え成長見守る

 【矢板】乙畑小で、樹齢130年と言い伝えられた桜が倒木の危険により伐採された。同校は、長年児童を見守った桜を忘れないようにと、児童が桜への思いを寄せたメッセージカードや幹の一部を校内に展示しているほか、今月上旬には跡地に桜の苗木を植栽した。児童たちは新たな学校のシンボルの成長を見守っている。

 同校によると、桜はソメイヨシノで高さ15~20メートル。1880年4月の開校とほぼ同時期に同校南側の第1校庭に植えられたとみられるが、記録は残っていないという。

 伐採のきっかけは昨年、別の木が大風で倒木したこと。その際、樹木に詳しい業者から桜について「幹が腐っている」と指摘を受けたという。

 同校は伐採に先立ち4月20日、お別れ会を開催。満開の下、全校児童75人で集合写真を撮り、桜に向かって校歌を歌った。同22日の伐採時は、学校評議員や地元住民も参加。幹の中は空洞で、数本の根で支えている状況だったという。