那須雪崩事故3カ月 献花台の清掃続ける 周辺高校の教員有志

 雪崩事故現場近くの献花台は今も、供えられる花束などが絶えない。「きれいなまま保ってあげたい」。定期的な清掃活動は近隣県立高の教員たちが交代で担っている。

 23日夕。今月2回目の清掃に訪れた那須高の男性教員(25)は献花台に着くと、まず黙とうをささげた。

 「皆さんの気持ちが込められている。丁重に扱いましょう」。同行した同僚に伝え、掃除を始めた。

 枯れそうな花束、泥で汚れたペットボトル…。2人は供え物を手に取って状態を確認し、台に残すか、片付けるかを決めていく。周辺のごみも拾い、仕上げに台上をぬれ雑巾で拭きあげた。一通り作業を終えると、台の前で再び合掌した。

 男性教員は大田原高の卒業生で、講師としても今春まで勤務した。「本当に痛ましい事故。皆の冥福を祈る一心で清掃させてもらっている」と犠牲になった8人の死を悼んだ。

 献花台は事故2日後の3月29日、県高校体育連盟(高体連)登山専門部の関係者が現場近くのスキー場に設置した。