朝の鐘突き14代目継承 本年度から小川中の小林君 那珂川・浄法寺大日堂

 【那珂川】古里の夜明けは自分が告げる−。地元の中学生が代々担っている浄法寺の寺院「浄法寺大日堂」の早朝鐘突きで、小川中1年小林寛明(こばやしひろあき)君(12)が本年度から14代目の突き手となった。約40年前に始まり、地域の伝統になっているが、過去には少子化などで途絶えた時期もある。地域の期待に応え、大役を受け継いだ小林君は「朝はそんなに強くないが、責任感を持って3年間頑張りたい」と意気込んでいる。

 同寺では午前6時(冬場は同6時半)に鐘を6回鳴らし、1日の始まりを地域住民に告げている。1970年代に当時の旧小川町長が始め、77年ごろからは中学生が突くようになった。

 しかし少子化などで2012年の元日を最後に中学生の突き手が途絶え、その後の約3年間は世話人の増子育男(ましこいくお)さん(89)ら大人が継続した。15年度から中学生の鐘突きが再開され、小川中3年阿久津聖天(あくつまさたか)君(14)が13代目を務めてきた。

 小林君は阿久津君と家が近く、阿久津君が鐘突きをしていることを知っていたこともあり、増子さんに声を掛けられたとき、「すぐに自分もやってみようと思った」と迷いはなかった。