10月1日は「日本酒の日」。

 この時季は新米の収穫に合わせ、多くの蔵で酒造りが始まる。

 本紙で3日から予定する本県の日本酒にスポットを当てた連載に向け、これまで県内の酒蔵に何軒か足を運んだ。関係者の表情は明るい。それは、今季初めて扱う本県オリジナル酒造好適米(酒米)「夢ささら」への期待感からだ。

 先日、大田原市内の夢ささら生産現場に、酒米の代表格・山田錦で知られる兵庫県や、伏見の酒で有名な京都府などの農業試験場職員や関係機関・団体メンバーが訪れた。

 「栽培して感じることは」「天候の影響は」「他の酒米との違いは」。次々と出てくる質問に、関心や注目の高さがうかがえる。

 新品種米での初仕込みに向け、杜氏(とうじ)は肩を慣らし、経営陣は商品展開に思いを巡らせていることだろう。

 本県日本酒界の新たな一歩に違いない。夢ささらの酒での乾杯が、今から楽しみだ。