「御菓子司 蛸屋総本店(たこやそうほんてん)」の屋号で店舗展開する菓子製造販売の蛸屋菓子店(小山市城東4丁目、早坂一幸(はやさかかずゆき)社長)が債権者から会社更生法の適用を申請され、東京地裁の保全管理命令を受けたことが24日、帝国データバンク宇都宮支店の調べで分かった。関連会社の霽月庵早坂(せいげつあんはやさか)(同所、同社長)も同様の命令を受けた。両社の負債総額は計約35億円。

 命令は23日付。同支店によると、店舗営業は続いており、従業員200人の雇用は維持される見通しという。

 蛸屋菓子店は1949年6月創業。蛸屋総本店の屋号で本県を中心に茨城、群馬、埼玉県に出店し、現在は102店舗を展開する。約40種のオリジナル商品は大手スーパーの菓子コーナーなどでも取り扱われ、「みかもの月」「栗石がえし」などが有名。

 多店舗経営を図り、バブル期に不動産を積極的に購入。不動産の評価額が下落したほか、主力金融機関の足利銀行の破綻などによって資金繰りも悪化し、厳しい経営を強いられていた。