高齢者と地域、生活支援でつなぐ 大田原の作業療法士が法人設立

 【大田原】地域住民の力を生かして高齢者の孤立の予防・解消を目指そうと、作業療法士の浜野将行(はまのまさゆき)さん(25)=矢板市東泉=はこのほど、市内を拠点に一般社団法人「えんがお」を設立した。同法人は困り事を抱える高齢者とボランティア希望者をつなげ、生活支援や交流事業などに取り組む。18日には本町1丁目の市生涯学習センターで運動会を開催し、老若男女の参加者が交流を楽しんだ。

 浜野さんは国際医療福祉大卒業後、2015年4月から本業の傍ら、ボランティア団体「世代間交流プロジェクトチームつむぎ」の代表を務める。地域の高齢者らが集う世代間交流喫茶「いってみっけ」(實寿夫(みのるとしお)代表)の協力を得ながら、市内で高齢者と学生の交流会を続けている。その中で高齢者が地域で孤立している問題を目の当たりにし、より本格的に問題解決に取り組みたいと同法人の立ち上げを決意した。

 同法人は市社会福祉協議会と市内の地域包括ケアセンターと連携して高齢者の情報を集める一方、ボランティア希望者に募集をかけて双方をマッチングする。買い出しやそうじなど、介護保険適用外の個人の小さな困り事を30分500円から請け負う。高齢者と関係を築きながら、ニーズに応じてより大きな困り事も要相談で引き受ける。

 また活動に参加した人には市内の協力店舗でサービスを受けられるチケットを配布し、積極的な参加を促す。

 (問)浜野さん080・1242・9460。