2016年4月施行の県障害者差別解消推進条例に基づいて設置された相談窓口に、16年度に寄せられた相談は40件だったことが、20日までに県障害福祉課のまとめで分かった。相談には障害者への不当な差別的取り扱いもあり、同課職員が働きかけて解決したケースもあった。相談で解決せず、知事にあっせんを申し立てた事案は無かった。

 相談窓口は同課に設置され、職員2人が対応している。16年度の相談を分野別にみると、労働が9件で最も多く、公共的施設・公共交通と商品・サービスがそれぞれ7件、医療、教育、行政が各4件、福祉サービスと不動産取引が各2件、その他が1件だった。

 主な事例では、食事に行った際に盲導犬同伴での入店を断られたケースがあった。職員が店側に確認したところ、盲導犬の同伴について理解が不十分だったことが分かり、今後は入店可能にすることを確認して相談者の了解を得た。