地域通貨で生ごみ分別推進 堆肥化図り、協力世帯に券 那珂川町

 【那珂川】循環型社会の実現を目指す町は本年度、馬頭と小川両地区の市街地を対象に生ごみを分別収集して堆肥化する事業を本格的に始めた。7月からは協力した世帯に対し、地元商店などで利用できる地域通貨券「土の恵」を発行する。生ごみを地域通貨券に換える試みは県内では初めてという。町は「焼却ごみの減量化や資源の有効利用とともに、地域活性化などにもつながる」としている。

 生ごみ堆肥化事業は両地区の約1800世帯が対象で、申請があった世帯に生ごみを入れるバケツ(10リットル)を配布し、ごみステーションに収集用バケツを設置。生ごみは堆肥化施設を持つ町内の畜産農家に運搬され、家畜のふん尿などと混ぜて堆肥化されている。

 地域通貨券発行は、町内のまちづくり団体や企業などで構成する「なかがわ元気プロジェクト連絡協議会」などの提言を受けた。町内などで取り組まれている山林の間伐材などを地域通貨券と交換する「木の駅プロジェクト」に倣った。

 各世帯が生ごみを10回出すごとに「200なか」(200円相当)を発行する。