幼稚園半世紀、伊澤さんが本 毎月配布「園のたより」基に 小山

 【小山】子どもたちの元気な声が響く喜沢の静林(せいりん)幼稚園。同園の伊澤幸介(いざわこうすけ)理事長(82)が、幼児教育の子育てに関する教育指針をまとめた冊子「保育雑感」を自費出版した。伊澤さんが幼児教育に携わって約50年。「生後4カ月半から3歳までは思いやりの心を育む大事な時期。純粋な子どもたちの教育方法を考える際の参考にしてほしい」と話した。

 伊澤さんは1965年から2009年まで同園の園長も務めた。82年から、子育てに関して思ったことや保護者と一緒に考えたいこと、自身の経験や反省を月1回の「園のたより」に記して今も配布している。

 家庭訪問で保護者を訪ねた際、大切に保存されていた「園のたより」を見て、冊子としてまとめることを決意。85年に「アイの道」と題して自費出版の本を市内の書店で販売した。

 最初は約400冊の用意だったが、最終的に5種類の本を出版し計7千部を売り上げた。出版社からの働き掛けもあり、これまでの本の総集編として保育雑感を編集、出版した。

 時代ごとに変容していく教育現場の実態や課題、子育てをする上で大事にしてほしいことなどをまとめている。