児童虐待対応、過去最多の1852件 2016年度・栃木県内

 県内の児童相談所(児相)と市町が2016年度に児童虐待の相談を受け対応した件数は1852件だったことが14日、県保健福祉部のまとめで分かった。前年度に比べ191件(11%)増加し、市町での相談対応が始まった05年度以降で最多となった。同部は児童虐待に対する県民の意識が高まり、通報が増えたことが要因と分析している。

 内訳は、児相が1116件で前年度比157件(16%)増。市町は736件で34件(5%)増加した。児相の伸びが大きいのは、15年7月に始まった、児相につながる全国共通の電話相談ダイヤル「189」が浸透したためとみられる。

 児相の相談対応をみると、種類別では心理的虐待が497件で最も多く、前年度より90件(22%)増加した。夫婦間などでのドメスティックバイオレンス(DV)やきょうだいの身体的虐待を目撃した子どもを、幅広く心理的虐待と捉えて対応したケースが増えているという。ネグレクト(育児放棄)が330件、身体的虐待が267件、性的虐待が22件と続いた。