鹿沼商工高が写真甲子園初出場へ OB画家被写体に北関東ブロック通過

 【鹿沼】写真の表現力や技術を競う全国高校写真選手権(写真甲子園2017)に鹿沼商工高写真部が初出場することが決まった。全国526校から寄せられた作品の初戦審査会を経て、さいたま市で11日に行われた18校による北関東ブロック公開審査会を通過しブロック代表2校のうち1校に選ばれた。応募作の被写体は、同校OBで桜の作品で著名な画家荒井慧(あらいさとし)さん(87)=千渡=がキャンバスに臨む姿などを女子部員3人が捉えた8枚の組み写真。モノクロによる力強さや構成などが高く評価された。

 メンバーは3年の金子汐香(かねこきよか)部長(18)=情報科学科、斎藤愛馨(さいとうあいか)副部長(18)=商業科、冨永永遠(とみながとわ)さん(17)=情報科学科。3人は各種写真コンテストで上位入賞歴があり、顧問の山野井健一(やまのいけんいち)教諭は「エース3人をそろえた最強のチーム」と言い切る。

 同校は写真甲子園に過去4度挑戦したが、初戦審査会を突破できなかった。今回被写体として選んだのが、校舎玄関に飾られている桜の油絵の作者。生命力を感じさせる堂々とした桜で3人とも気になっていた。3人はマクロ、標準、望遠レンズを持って荒井さんのアトリエに通った。

 作品のタイトルは「継げたい美しさ」。荒井さんの力強い筆遣い、後ろ姿、笑顔、桜の作品などで8枚の組み写真とした。3人は「自然体の荒井さんの姿を撮影することに心掛けた」と話し、自然光、モノクロで87歳の画家の優しさや油絵に向き合う厳しさを表現した。