「ひきこもりサポーター」活用進まず 2014年度以降、派遣1人 栃木県内

 ひきこもりの人やその家族へのきめ細かい支援を目的に、県が養成するボランティア「ひきこもりサポーター」の活用が進まない。県が養成、登録し市町が派遣要請する仕組みで、事業が始まった2014年度から登録者は増えているが、市町の要請で家庭訪問したのは1件だけ。派遣窓口の市町で体制整備が進まないことや当事者家族らに支援が浸透していないことなどが背景にあるとみられ、県は「派遣の実施要綱が早期に全市町で制定されるよう働き掛けていく」としている。

 サポーターは県子ども若者・ひきこもり総合相談センター「ポラリス☆とちぎ」が養成する。14~16年度で研修を受講した計50人がサポーターに登録されている。自治体採用の保健師や、社会福祉協議会の職員などが半数を占める。

 派遣は家庭から相談を受けた市町が各サポーターに要請し、家庭訪問する流れとなる。センターの相談員と連携し、比較的軽度なケースを担当することが期待されている。