宇都宮といず事件、両親が検察審に審査申し立て 元施設長ら詐欺など不起訴処分で

 宇都宮市内の認可外保育施設「といず」で2014年7月、宿泊保育中の同市、山口愛美利(やまぐりえみり)ちゃん=当時9カ月=が死亡した事件で、愛美利ちゃんの両親は9日、詐欺と詐欺ほう助の容疑で告訴、書類送検された木村久美子(きむらくみこ)受刑者(60)=保護責任者遺棄致死、暴行罪で懲役10年確定=と親族4人を不起訴とした宇都宮地検の処分を不服として、宇都宮検察審査会(検審)に審査を申し立てた。同検審は同日、受理した。

 申立書などによると、木村受刑者と、といず設置者である受刑者の父は14年1月、看護師が常駐し提携医と連携するなどとした虚偽の説明で愛美利ちゃんの両親に保育委託契約を締結させ、同7月までに保育料など計約85万円をだまし取り、虚偽の説明で保険料約3万円をだまし取った、としている。

 受刑者の母、長女、次男は、施設見学に来た両親を誤信させるためスタッフとして保育業務を行った、としている。