農作物の鳥獣被害、3億8300万円 2016年度栃木県内

 2016年度の野生鳥獣による県内農作物被害額は、前年度比3%増の3億8300万円となり3年連続で増加したことが6日、県のまとめで分かった。一方、16年度に県内で捕獲した野生動物はイノシシが1万3442頭、シカが8735頭に上り、いずれも過去最多だった。

 県農政部によると、鳥獣被害の内訳は獣類が5%増の3億200万円、鳥類が5%減の8100万円。獣類被害は初めて3億円台を超え、過去最高を更新した。獣種別では、イノシシが全体の51%を占めたほか、ハクビシンが92%増と大幅に増加した。被害作物はイネやイチゴ、トウモロコシ、果樹が多い。

 同部は15年度を上回った要因として「餌となるドングリが少なく里に入ってきたほか、被害地域が拡大しているため」と分析している。