5月の熱中症、搬送が昨年の3割増 暑さ、今後さらに続く見込み 栃木県内

 県内は30日、晴れて気温が上がり、全14観測地点のうち佐野や宇都宮など4地点で最高気温が30度以上の真夏日となった。宇都宮地方気象台によると、県内は5月上旬から気温の高い状態が続いており、平均気温は平年に比べ2度以上高い地点も。気温の高い状態は今後さらに1週間ほど続く見込みで、同気象台は県内に2015年8月以来となる「長期間の高温に関する気象情報」を発表し、熱中症や農作物の管理に注意するよう呼び掛けている。

 30日の真夏日は、最高気温が31・9度の佐野、31・4度の小山、30・3度の真岡、30・2度の宇都宮。公園や行楽施設は半袖姿で遊ぶ子どもの姿が目立ち、宇都宮市新里町の「道の駅うつのみやろまんちっく村」に子連れで来た同市徳次郎町、主婦矢田部紫(やたべゆかり)さん(32)は「暑いので、飲み物を多めに持ってきました」と子どもの汗を拭った。

 県消防防災課などによると、熱中症とみられる救急搬送者は6人。国学院栃木高では校内競技大会終了後、2年女子生徒4人が熱中症や過呼吸などの症状を申し出た。いずれも軽症という。農作業中に気分が悪くなった栃木市の女性(81)は入院が必要な中等症、壬生町の女性(81)は軽症で搬送された。

 同気象台によると、高気圧の影響で5月は晴れが続き、同月1~25日の平均気温は全地点で平年を1・3~2・3度上回った。